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今岡真訪元プロ野球選手

1974年9月11日、兵庫県生まれ。PL学園高から東洋大に進学し、4年時にアトランタ五輪銀。96年ドラフト1位で阪神入り。2003年に首位打者、05年に球団記録の147打点で打点王。10年にロッテに移籍して12年に引退。通算1284安打、122本塁打、594打点、打率・279。引退後は阪神二軍打撃兼野手総合コーチ、ロッテ二軍監督、一軍ヘッドコーチを歴任し、6年ぶりに阪神に復帰した23年から一軍打撃コーチを務め、同年のリーグ優勝、日本一に貢献。昨季限りで退団した。

「八回、九回が面白い」はわかる。それでも、高校野球「7イニング制」に理解を示したいワケ

公開日: 更新日:

 日本高野連は今年9月の国民スポーツ大会の高校野球で7イニング制を導入すると発表している。

 聞くところによると、まずは国スポからだが、高野連は公式戦を全国一律で7回制に短縮することを検討し始めているそうだ。

 最近の温暖化の影響で、夏の高校野球が行われる7、8月はもちろん、6月でさえ最高気温が35度以上の「猛暑日」が多くなった。そんな酷暑の中で激しい運動を行うことは、選手の体に深刻な影響が出る恐れがある。7回制は聖地・甲子園で大会を続けるための切り札になるのか。野球の質の変化は受け入れられるのか。試合時間が短縮されれば、午前と夕方に分けて行う2部制が、全日程で可能になるかもしれない。

 阪神の元選手として涼しい京セラドーム大阪の快適さは前回述べた。甲子園と京セラドームの併用は、あくまで「8月に全試合を甲子園で行う」ための提案である。

 他のスポーツでも選手に配慮した取り組みがある。7月後半に行われるインターハイ男子サッカーでは、比較的涼しい地域での開催が模索され、昨年から福島県での固定開催となった。インターハイの試合時間は70分(35分ハーフ)。冬の選手権大会は準々決勝まで試合時間は80分(40分ハーフ)。プロの90分(45分ハーフ)より短い。サッカーは柔軟である。

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