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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

池田瑛紗は藝大浪人中に乃木坂46に合格 高校も“私立女子御三家”女子学院卒の超才媛

公開日: 更新日:

 乃木坂46の池田瑛紗(23)が東京芸術大に合格したというニュースが飛び込んできたのは2023年3月。まもなく、水を差すような事件が起きた。大学内のギャラリー「芸大アートプラザ」のスタッフがこのニュース記事を引用して「職権をついに濫用する時が来ました」とツイート。池田を恐怖に陥れ、ファンたちを激怒させた。当然ながら、このスタッフは業務契約を即座に解除された。

 気の毒だったのはクリエーターで同大美術学部デザイン科教授の箭内道彦氏。同年4月1日、芸大アートプラザの所長に就任。着任あいさつという晴れの舞台が急転直下、謝罪の場になってしまったのである。

 それにしても“あっぱれ”だったのは「東大より難しい」とされる東京芸大に合格した池田だ。3度目の挑戦で見事、思いを果たした。「無類の頑張り屋」と評するのはアイドル事情にくわしい芸能記者。「一度決めたら、達成するまであきらめない強靱な意志力を持っている」と感心する。

 池田が女性アイドルグループの中で圧倒的人気を誇る乃木坂46に入ろうと思い立ったのは浪人中の19歳の時。元々、大好きなグループだった。オーディションへの参加資格は12~20歳。最後のチャンスに、このアイドルたちと「交わりたい」と応募した。22年2月1日、5期生の合格メンバーが発表された。応募総数8万7852人に対し合格者は11人。倍率約8000倍の関門を池田は突破し、夢をかなえた。11人の中では年齢がもっとも上だった。

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