評論家・前田有一氏が映画で読み解く「キューバ国交正常化」

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 そしてその革命の主役チェ・ゲバラの一生を見せるのが「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」(08年、仏ほか)。この2部作は、ドキュメントタッチの前編と悲劇的ドラマの後編でガラリと作風が変わるが、連続して見ると感動が倍増する構成。現議長のラウル、前議長のフィデルのカストロ兄弟の若き日々ももちろん描かれる。

 革命を果たしたキューバをあえて去り、アメリカ帝国主義の打倒に命を捧げたゲバラが、こんにちの和解劇を見たら何と言うだろう。そんなことを考えつつ、堪能したい4作品だ。

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