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梶原麻衣子ジャーナリスト

1980年、埼玉県生まれ。中大文学部史学科卒。IT企業勤務後、2005年から花田紀凱編集長の「月刊WiLL」「月刊Hanada」編集部に所属。19年に退職し、現在はフリーの編集者・ライターとして活動。著書に「『“右翼”雑誌』の舞台裏」「安倍晋三 ドナルド・トランプ交友録」。

私が国旗損壊罪に反対する理由

公開日: 更新日:

 実家に住んでいた20代前半頃、自室に常に日の丸を掲げていた。式典や祝日に掲げるかどうかが問題になること自体に疑問を感じ、ならば毎日、常時掲げておけばいいじゃないかと思ったためだ。そんな娘を見て両親が内心どう思っていたかは不明だが、「やめろ」とも「いいね」とも言わなかった。

 国旗損壊罪が話題だが、筆者は法制化には反対の立場である。国旗に対する敬意は人一倍持っているつもりだ。だがそれは筆者と国旗、つまり国旗が象徴する日本の歴史そのものとの関係性におけるものであり、日本政府、ましてや現政権に「傷つけるなよ」式に割って入られるような類いのものではないからだ。

 国旗を目の前で損壊されれば大変気分が悪い。自分の大事なものをぞんざいに扱われれば、誰だってそう感じるに違いない。

 ここのところ各地で開催されている「戦争反対」を訴えるデモには人々が色とりどりのペンライトを持参しているが、もし破壊し粉々にしたペンライトの画像をSNSにアップすればデモ参加者の心は傷つくだろう。その時、踏みにじられたのはペンライトという物体ではなく、戦争反対という自身の思いや願い、そのものだからだ。

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