波乱の人生も今や大臣妻 高見恭子がつかんだ理想の居場所

公開日: 更新日:

「いい夫婦パートナー・オブ・ザ・イヤー2015」では、夫で文部科学大臣の馳浩と共に受賞したタレントの高見恭子(56)。以前から「互いの収入も貯金も知らない」と自立した夫婦関係をアピールしていたが、授賞式では一転「結婚してから一緒の布団でずっと寝ている」とアツアツぶりを披露した。

 1959年生まれ。東京都渋谷区出身。作家の高見順(本名・高間芳雄)と愛人の小野田房子との間に生まれる。高見順はプロレタリア文学運動に参加し、35年「故旧忘れ得べき」で第1回芥川賞候補に。小野田房子は高見のその後の小説「生命の樹」に登場するホステスのモデルだった。晩年は「死の淵より」など詩人として活躍する。63年食道がんを患い、4度手術したが、65年死去。亡くなる10日前に、恭子は高見の正妻の秋子の養女となり、高間家の籍に入った。6歳の時だった。抱かれたり、膝に乗せられた記憶がなかったが、後年、父親のことを次のように語っている。

「父親や夫である前に最後まで『作家・高見順』でした。私たち家族もそれを了解していました。お父さんになれる人は世の中に沢山いるけど、高見順は他にいませんから」(新潮45・2000年6月号)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”