「刑事7人」で影薄く…愛之助は出遅れの“借り”を返せるか

公開日: 更新日:

 同じテレビ朝日系“水9”枠の「相棒」を超えると意気込んだにもかかわらず、不完全燃焼に終わった、東山紀之主演ドラマ「刑事7人」。捲土重来を期した第2シーズンも勢いがない。今クールは他のドラマが軒並み視聴率を落とす中、11%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をキープしているものの、「相棒」超えを目指すなら15%は欲しいところ。

 そんな番組の課題を象徴するのが片岡愛之助の立場だろう。大ヒットドラマ「半沢直樹」で証明したように「脇に置いたら最強の俳優」としての才能を生かし切れていない。第2シーズンでは「未来犯罪予測センター」というたった一人の謎の部署に異動させられており、“旧12係”の仲間と絡む機会が少なく、あまりにも影が薄いのだ。

「愛之助は7月まで、NHK大河ドラマ『真田丸』との掛け持ちが続いていて、『刑事7人』序盤は出番が抑えめになっていた。記者発表会も、本来は主演の東山のスケジュールを最優先するべきだったが、結局は愛之助のスケジュールに合わせてセッティングされるほど忙しかった。連続ドラマにとって大事な前半戦に戦力になれなかったのは痛い」(テレビ関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議