年明け体調悪化明かす…北島三郎“有馬記念”で引退プラン
「愛馬キタサンブラックが年末の有馬記念を制する。それを『まつり』で祝い、オレも有終の美を飾りたい」
演歌歌手・北島三郎(80)はそんな引退プランを周囲に語っているようだ。節分の3日、高尾山での豆まきで「年のせいか、1つ改善されると次がくる。年明けにも目まいや貧血がありましてね」と語り、昨年9月に頚椎症性脊髄症の手術を受けた後も体調を崩していることを打ち明けた。
「キタサンブラックは昨年の年度代表馬に選出された最強馬で、すでに素晴らしい成績を残していますが、有馬記念は15年が3着、16年が2着で、優勝を逃している。北島オーナーはこの悲願達成を夢見て、今年いっぱい頑張ろうと自らを奮い立たせているんです。昨年の有馬でキタサンブラックが優勝すると信じ、その時点で引退を表明する考えだったところ、もう1年と先延ばししたのです」(スポーツ紙競馬担当)
■キタサンブラックと有終の美
頚椎症性脊髄症は加齢による頚椎の変化によって脊髄が圧迫され、さまざまな神経症状を引き起こすこと。日本整形外科学会のHPによると、手足のしびれでボタンのはめ外し、お箸の使用、字を書くことなどが不器用になったり、歩行で足がもつれるような感じや階段で手すりを持つようになったりするという。そのため「最近は車いすを使用している」(事情通)ようだ。ファンや報道陣の前では気丈に振る舞っていたが、長年のステージでの“勤続疲労”もあり、相当つらい思いをしているのではないか。