Rー1優勝アキラ100%を支えた看護師の妻の愛と手料理

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 結婚してからはバイトの給料が10万円ちょっとで、芸人のギャラは数千円って月もあった。妻は看護師で僕よりぜんぜん稼いでると思うけど、自分の稼ぎを言うのが恥ずかしいから、妻の稼ぎは一度も聞いたことない。妻も聞きませんけど。当時は“家の財布”に、毎月ふたりとも10万円ずつくらい入れてました。

 以前は金がなくなると実家の母に「今月厳しいんだけど……」とお願いして。「そうなんだ」とお金を貸してくれて、この仕事に理解があってうれしかった。ピンでテレビに出始めると、「よかったね」と喜んでくれたし、R-1優勝の翌日は僕が載ってる新聞を5部くらい買ったようです。

 オヤジは芸人になるのはもともと大反対。去年の1月に亡くなったんですけど、最期まで僕に「ちゃんと働け」って言ってました。でも、病床で兄弟から僕がテレビに出た時の動画を見せられると、ちょっと喜んでいたらしい。死んだのがちょうど1年前のR-1の予選の最中。僕は準決勝まで行ったけど、決勝には出られず。オヤジに見せるためにも決勝に行きたかったなぁって悔しく思いましたね。去年の1月28日に亡くなって、今年の決勝が2月28日。“月命日だから頑張ろう!”と本番に臨みました。優勝できたのは、オヤジがパワーをくれたのかもしれないですね。

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