著者のコラム一覧
大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

チンピラ役が絶妙だった渡瀬恒彦さん 時代の雰囲気を表現

公開日: 更新日:
渡瀬恒彦さん(C)日刊ゲンダイ

 チンピラ役がよく似合う俳優だった。先週亡くなった渡瀬恒彦さんのことをそのように言うと意外な顔をされる。20代はもちろんのこと、30代、40代でもそう。その世代の人たちは性別関係なく、首をかしげるのだ。

 テレビの2時間ドラマが代名詞となっていたからだろう。だが、1970年… 

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