「きみ棲み」で好演 幅を広げた向井理とマルチな桐谷健太

公開日: 更新日:

「向井さんは爽やかな好青年役が多い印象ですが、『きみ棲み』では、母親から整形を強いられ、母親不信に陥り、トラウマを抱えているという、これまでにない役柄でした。『神の舌~』で見せたコミカルな演技はパッとせず、がっかりしましたが、今回は特異な役柄を演じ切り、向井さんが本来持っている美しさがマッチしてよかった。起死回生とまではいきませんでしたが、幅が広がったと思います」

ムロツヨシ含め3人とも「みずがめ座」

 向井の“恋敵”を演じた桐谷についても、「まっとうな役も演じられるようになりましたね」と吉田氏がこう続ける。

「桐谷さんは決して二枚目というタイプではありませんが、(桐谷がブレークした)ドラマ『ROOKIES』(TBS系、08年放送)の時の元気なイメージとは対照的に、今回は人を育てる編集者という人格者の役をこなし切っていました。すっかり“マルチ俳優”ですね」

 ドラマの中で桐谷が吉岡をフッた前回放送後には、ネット上で「それはないだろう」なんて激しいブーイングが起きたが、それも桐谷に演技力があることの裏返しだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    参院選中に参政党「排外主義カルト」の実態をマトモに報じなかった大手メディアの生ぬるさ

  3. 3

    阪神・小幡 自由を手にしてなお追い込みをかけた高校時代

  4. 4

    千原せいじと戸田市議の対談動画《胸糞悪い》と大炎上 クルド人問題を“ネタ”にするセンス

  5. 5

    不倫騒動から3カ月…田中圭のポーカー遠征に永野芽郁が同行? Xで検証作業が沸騰する異様

  1. 6

    あの落合博満さんが「オラーッ!!」と激昂…僕の“完璧な球”は三冠王打者の逆鱗に触れた

  2. 7

    爆笑問題・太田光の政治キャスターが「見どころ満載」と評判上々…今回は“炎上”しなかった参院選特番ウラ事情

  3. 8

    サマージャンボ宝くじ、スポーツくじ…運まかせと割り切らず「開運日」を狙ってみる

  4. 9

    新興政党なのに…参院選当選者ゼロの石丸新党「再生の道」はもはや“再生不能”

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」