てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年福岡県生まれ、静岡育ち。福島在住の会社員時代、お笑い、格闘技、ドラマなどをこよなく愛する〝テレビっ子〟をこじれせ、「てれびのスキマ」というブログを開始。その独特な観察眼が水道橋博士などに評価され、新進気鋭のテレビライターとなる。「タモリ学 タモリにとって『タモリ』とは何か?」(イースト・プレス)、「コントに捧げた内村光良の怒り」(コア新書)など著書多数。

ブレーク嫉妬せず 志村けんを受け入れた加藤茶のドリフ愛

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 当時、志村はいわゆる「ボーヤ」。ボーヤになってしばらくし、志村は一度ドリフを“脱走”している。1年後、志村がドリフに戻ろうとした時、手を差し伸べたのも、やはり加藤だった。

 志村は加藤に頼み、口利きをしてもらいドリフの付き人に復帰。そのまま、居候生活を始めた。志村がいなかった1年間でドリフは大ブレーク。特に加藤茶の人気はものすごく、「ウンコチンチン」「チョットだけョ」などのギャグが次々と流行していった。

 ドリフの笑いは、嫌われ者のいかりや、反抗的な荒井、怒られまいとピリピリする加藤、ボーッとしている高木、何を考えているんだか分からない仲本という人間関係の笑いだといかりや自身が分析している。だから、いかりやは荒井と同じ年で似たキャラクターの人物を入れようとしたのだろう。

 そんな中で志村の加入は“劇薬”だった。関係性が崩れたドリフは最初はカミ合わず苦しんだ。だが、加入から2年、「東村山音頭」のヒットとともに志村がブレークした。

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