中尾彬&池波志乃さん夫妻 馴れ初めときっかけになった酒

公開日: 更新日:

池波 前から話が合うなと思ってたけど、その時も話していて引っかかるところがひとつもない。それでお店を出た後、私から「もう一軒行きましょうか」って誘って、神田で芸者のいる店に連れて行ったんです。

中尾 6人ぐらい呼んでね。実は彼女がよく知っている芸者衆だったんだな。飲んでる途中で彼女が廊下へ出て、「あの男はどうなのかね」って私のことを品定めしていたんですよ。みんながOK出したんで付き合い始めたわけです。結婚してからは志乃さんのオヤジさんとも飲みました。「落語ってのは嘘をつかないんだよ」という言葉をよく覚えています。この場面のこの背景はこうなんだって教えてくれて、落語っていろいろ調べたことを前提にしゃべってるんだと思いました。

池波 ゆっくり飲みながら、着物の着方のような日常茶飯事的なこともポツポツと。つまみはタタミイワシくらいであまり食べませんでした。酔っぱらって乱れた姿は見たことがありませんね。

中尾 私は油絵を描きますけど、オヤジさんは日本画を描く人でしたから飲んで2人で絵を描いたりもしましたね。おふくろさんが墨すって巻き紙を広げてくれて。大人の遊びです。酒は毎日。07年に大病(急性肺炎および横紋筋融解症)して2カ月入院した時は飲めなかったけど、退院して少しずつまた飲み始めました。酒を飲まなきゃ人生の楽しみを半分知らないようなものです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった