「焼肉ドラゴン」鄭義信監督は崔洋一作品の脚本が転機に

公開日: 更新日:

 映画「月はどっちに出ている」「血と骨」「愛を乞うひと」で数々の脚本賞を受賞した鄭義信さん(61)。2008年に上演され、演劇賞を総なめにした舞台「焼肉ドラゴン」が映画化され上映中だが、鄭さんが初めてメガホンを取った作品でもある。きっかけは崔洋一監督との出会いだった。

 ◇  ◇  ◇

 僕は流されるままに生きてきたという感じですから、野望とか夢というものがない。だから、いつも目の前のことを必死にこなすのに精いっぱいなんです。そんな僕にとっての転機はやはり93年に公開された崔洋一監督の「月はどっちに出ている」で脚本を書かせていただいたことですね。

 崔監督と組むきっかけになったのは90年に脚本を書いた舞台「映像都市(チネチッタ)」を見に来てくれて、「面白い」って言ってくれたことですね。

 それで、Vシネマの「襲撃 BURNING DOG」(91年)の脚本を書くことになったんですが、この時は崔監督とうまくキャッチボールができなかった。初仕事だったからお互いに遠慮があったんでしょう。Vシネってバイオレンスというか、もっと荒々しいものが求められていたと思うんだけれど、トリックとかそういうことばかりを考えちゃって。だから、チマチマした話になっちゃった気がします。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  2. 2

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  3. 3

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  4. 4

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  5. 5

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  1. 6

    不振続く和久田麻由子「news LOG」 M!LK曽野舜太の出演は「毒まんじゅう」か「良薬」か

  2. 7

    高市首相は今の天皇や上皇が嫌で嫌でならない 保守派のホンネは天皇制「崇拝」ではなく「衰退」

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    麻生副総裁への飛び火を防ぐため? 福岡県議会の議長ポスト金銭授受疑惑に自民党本部の後手

  5. 10

    新垣結衣は芸能界から引退するのか? 相次ぐCM降板と夫・星野源の紅白連続出場ストップの余波