著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

小室と華原…かつての恋人同士は“同時醜聞”にどう応える

公開日: 更新日:

 かつての恋人同士が期せずして同時期にスキャンダルを報じられた。

 天才音楽家・小室哲哉(59)は妻・KEIKO(45)の介護を巡り親族からの「怒りの告発」を週刊文春が報道。元気そうなKEIKOの近影と「夫は妻の介護をしていない」という現状を明かした衝撃的な内容だった。

 今年1月、同誌で発覚した小室の不倫疑惑。当時は即座に会見を開き、「一番信頼できる人。精神的な支え」と看護師との不倫を否定。ここまでは想定内だったが、音楽活動に終止符を打つ、と宣言。世間を仰天させた。不倫報道は一転、「小室を引退させた文春は許せない」と不倫報道のあり方まで論じられた。一方で不倫報道と引退というかけ離れた結びつきに違和感を持つ人もいたが、引退の話が大き過ぎ不倫は消えてしまった感もあった。それから半年。「文春」が沈黙を破った。親族は半年前の小室の会見まで振り返り「嘘ばかり」と怒りをあらわにしている。

「第2弾から3弾まで用意している」と、今や芸能界にまで浸透している文春砲。今回は時間をかけた取材をうかがわせるものだが、小室報道の真意は妻の介護から逃避する夫の話が「主」で不倫疑惑は付随する「従」だったと思う。それでも文春報道はあくまでも親族側の告発。それに対し今回は沈黙する小室。取材した事実を報じるのがメディアの基本なら、事実に対して対応するのも芸能人側の基本。このまま沈黙を続ければ小室に不利に働くことになりかねない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」