著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

吉村崇の見事な“さばき方”で不穏な空気は笑いに変わる

公開日: 更新日:

「見てください! 素晴らしい月が出ています!」(吉村崇/TBS「水曜日のダウンタウン」10月3日放送)

「ねえ、吉村の何がいいの?」とマツコ・デラックス平成ノブシコブシの吉村崇(38)とプライベートでも仲が良い有吉弘行に向かって尋ねた(テレビ朝日「かりそめ天国」18年9月19日)。

 これは私生活に対する疑問だが、テレビを見ている側からしても同じ疑問を持っている人は少なくないだろう。うるさいだけであまり面白いとも思えないのに、数多くのテレビ番組に出ている。「何がいいの?」と。

 有吉は「テレビでは伝わりにくい」と前置きしつつ、収録後、食事などに行く時に「めちゃくちゃ面白い」と答え、マツコも「実は自分も仲がいい」と補足していた。やはりテレビでは伝わりにくいのだ。

 そんな吉村のテレビタレントとしてのスゴさを満天下に示したのが、「生中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説」での検証ドッキリ。そこで飛び出したのが、今週の言葉だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった