著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

吉村崇の見事な“さばき方”で不穏な空気は笑いに変わる

公開日: 更新日:

 ドッキリは説のタイトルどおり、生中継に“ヤバい”不審者が現れるというもの。吉村は男と目が合うと、「おー!」と一瞬驚きつつも、すぐに「いやいや、素晴らしい!」といつものハイテンションに戻り、自然に男の肩をつかみ動きを制していく。男が突然「あーーー」と奇声をあげれば、「おー、よしよし」と抱き寄せる。

 中継が再開され、不審者が手に角材を持って再び現れる。そこで冒頭の言葉を言いながらカメラを空に向けさせ、その間に角材を奪う。吉村は最後まで笑顔とハイテンションで乗り切り「もうこちら、大盛り上がりということでございます!」と締めくくった。

 不審者が周りに危害を加えないように配慮しながら、その不穏な空気を伝えつつ、笑いに変える見事なさばき方だった。

 養成所時代、ボソッとしゃべったり、振られてエッジのきいた一言で笑いを取ろうという人が集まっていた。吉村もそのひとりだった。だが、その最高峰には同期の又吉直樹がいた。

「その競争に負けたから、いまみたいなキャラになった」(NHK・Eテレ「オイコノミア」18年3月21日)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元プリンセス プリンセス渡辺敦子さんは音楽ダンス学校の校長に 出身者には元乃木坂の白石麻衣も

  2. 2

    紅白出場が確実視されるM!LKは「ソロ活動」増量中 塩崎太智に続く期待のメンバーとその“鬼門”

  3. 3

    高知・土佐清水市の足摺海底館が解体へ…1年での取り壊しもある登録有形文化財の中途半端な文化的価値

  4. 4

    工藤公康さん 人生のターニングポイントは4回「高校進学で人生が変わった」

  5. 5

    簗農相の「更迭」に手間取る理由…与野党のどこの誰が反対しているのか

  1. 6

    簗農相続投で炎上止まらず、自民党内からも批判噴出…高市首相の「アンケート」が完全裏目に

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    timelesz会見で注目された篠塚大輝の成長 アンチも認めた“完璧な”振る舞い

  4. 9

    不振続く和久田麻由子「news LOG」 M!LK曽野舜太の出演は「毒まんじゅう」か「良薬」か

  5. 10

    一部メディアの「中日次期監督に権藤博待望論」に私本人が答えよう 87歳の今も体は元気だが…

おすすめ求人情報

管理職・管理職候補/社会福祉士/有資格者/有料老人ホーム/新規オープニング
株式会社虹の里 千葉県 茂原市 正社員
月給35万円~
オープニング産業保健師求人
株式会社aun 大阪府 大阪市 派遣社員
月給25万円~37万円
保育士/豊中市/シフト勤務/クラス担任/オープニング/賞与年3回
学校法人幌北学園/社会福祉法人幌北学園 大阪府 豊中市 正社員
月給24万5,800円~30万9,000円
Sponsored by 求人ボックス