著者のコラム一覧
小田桐誠立教大学・武蔵大学非常勤講師

1953年青森県生まれ。出版社勤務を経て79年から著述業に専念。著書に「ドキュメント生協」「消えたお妃候補たち」「PTA改造講座」「テレビのからくり」「NHKはなぜ金持ちなのか?」など。07年9月から15年3月までBPO「放送と青少年に関する委員会」委員を務める。

「とくダネ!」天達武史 生かされるファミレス勤務の経験

公開日: 更新日:

診断結果は…「良」

 10日から強い寒気の影響で本格的な冬を迎えた日本列島。各局とも気象情報コーナーを長めにとって対応した。こんな時こそ気象予報士の手腕が問われる。目立っていたのがフジテレビ系「とくダネ!」の天達武史だ。

「なるほど」と膝を打ったのが11日の図表。横に0~10度の気温、縦に30~100%の湿度を表したもので、「今夜、雪か雨になるか、日光から南は微妙ですね。雪が降るかどうかは気温だけでは決まらないんです。もうひとつ湿度が重要になってきます」とサブキャスターの伊藤利尋とやりとりしながら解説した。8度と90%が直線で結ばれている図表に5度と80%を結んだ線を加え、当初から書き込まれていた直線と書き加えた線の間を指しながら、「この間の気温と湿度になると、みぞれになります」と説明し、「東京は冷たい雨になりそうです」と続けた。言うまでもなく当初の直線の右上が雨の可能性、左下は雪の可能性が高いことを示している。

 図表はだれの発案なのか。放送からは分からなかったが、天達が絡んでいないことはあり得ない。前日10日はボードと立体模型を使い、用意した赤い風船を日本海側で発生する低気圧に見立て、1週間の激しい寒暖差を説明していた。

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