江藤あやさん<4>建設現場では職人さんらから「監督」と…

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 建設現場の仕事では、職人さんたちに教えてもらうことの方が多いのに、「監督」って呼ばれるんです。なんだか不思議な感覚でした。

 職人さんたちには、とても仲良くしていただきました。仕事に厳しく怒ると怖いですけれど、メリハリがあって一度ガツンと怒っても、後々までそれを引きずることはありません。「お嬢、コーヒーでいいか?」なんて、缶コーヒーを買ってくれたり、本当にお世話になりました。

 現場では女性が監督をやるというのは、頼りない面もあったかもしれませんが、メリットもあるんです。男性同士だと言いにくいことを私なら言えるなど、現場の人間関係で緩衝材の役割を果たすことも多々ありました。怒鳴り声が飛び交うような現場でも、女性が監督に入ることでピリピリ感が収まるという話も聞きました。

 現場ではそんなふうに、私だからできることをやろう、現場の役に立ちたい、という思いで頑張りました。

 現場監督をするときのスケジュールは本当に大変で、朝は5時ごろに起きて1時間以上かけて通勤。遅い日は終電で帰ることも。検査をして、翌日中に手直ししなければいけない箇所が出てきたり、大量の指示書をその日中に作らなければいけなかったり。

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