江藤あやさん<4>建設現場では職人さんらから「監督」と…

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 泊まった方がラクだなと思ったこともありますが、さすがに女性が現場に寝泊まりするわけにもいかず、疲れ果てて帰って、また朝を迎えるという繰り返しでした。

 私はお酒は飲めないのですが、たまには発散しないとダメだと思って監督仲間と飲みにいったりもしていましたね。

 現場のほか、事務所仕事ではマンションのメンテナンスなどアフター業務もこなしました。そんな時期には、仕事の後に舞台の稽古をして、有休と代休を使って舞台に出演。内覧会シーズンのときには土日も関係なく働いていたので、代休も結構たまるんですよね。

 仕事関係の人に芝居のことを言うと「片手間に仕事をするな」と思われそうで怖かったのですが、いざ話してみたら、舞台を見にきてくれる方も何人かいて、みなさん応援してくれました。

 初めて舞台を見る職人さんが「舞台ってこんなに面白いんだ! 誘ってくれてありがとう」と感動してくださったときはうれしかったですね。

 そんな会社を辞めるきっかけは、現場に出たときに何度か体調を壊してしまったことでした。ある朝、ラジオ体操をしていたときに、「そもそもなんで東京に出てきたんだっけ」「撮影現場に行きたい!」という気持ちが湧いてきて……。それで職場の人に相談をしたら、「人生一度きりだからやりたいことをやったほうがいい」と背中を押してくれたんです。それが約3年前で、円満に退社をしました。

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