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小手伸也

1973年、神奈川県生まれ、早稲田大学卒。劇団inner child主宰、作家、演出家、俳優、声優の何でも屋。出演作にてあらゆるスパイス(?)をふりまき、さらなる弾みをつけたいともくろむ“シンデレラおじさん”。4月期は月9ドラマ「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系)、連続ドラマW「鉄の骨」(4/18スタート)、「いいね!光源氏くん」(NHK、土曜23時30分~)に出演。

「五十嵐の人」だけじゃない!実は10年前に長編映画初主演

公開日: 更新日:

 昨年「コンフィデンスマンJP」の放送で、何となく世間が僕のことを「五十嵐の人」と認知し始めた頃でしょうか。バイトに向かう道すがら、自転車で僕の脇を通り抜けた女性が急に自転車を放り出し、「あ、あの!」と僕に駆け寄ってきました。何事か? と思いつつ、ふと〈五十嵐効果〉のようなものを期待したのですが、その女性から出てきた言葉は、「万造さんですよね! 握手してください!」。

 逆に両手で強めに握手しましたね。小手伸也です。

 万造というのは、ほぼ10年前、僕の長編初主演映画となった「不灯港」という作品における主人公(漁師)、つまり僕の役名でして、一応全国でロードショーされたとはいえ相当マニアックな作品(海外で有名)、あの彼女もかなりの「通」だったのでしょう。その「不灯港」でお世話になった内藤隆嗣監督(当時27歳で初長編)が、あのKバレエのプリンシパル宮尾俊太郎さんを主演に、マタギ(猟師)の映画を撮ったとのことで、先日その最新作の上映会と、アフタートークイベントに登壇してまいりました(出てもないのに、ずうずうしくも)。

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