著者のコラム一覧
松平健俳優

1953年11月、愛知県豊橋市生まれ。7人きょうだいの末っ子。78年、24歳の若さで「暴れん坊将軍」の主役を務める。2004年に「マツケンサンバⅡ」が大ブレークし、NHK紅白出場。新曲「マツケン・アスレチカ」(徳間ジャパン)を発表。

「暴れん坊将軍」の27年間 撮影は一度も休んだことがない

公開日: 更新日:

 将軍が平謝りしている様子を見てみたい気もするが、それも若気の至りというものだろう。

「役者の仕事は朝まで飲んで、昼ごろから撮影が始まると思っている方もいるかもしれませんが、暴れん坊将軍はロケが多く、いったん撮影が始まれば朝7時集合というのが多かった。どんなに前日に大酒を飲んでも、朝6時には撮影所の楽屋に入って衣装に着替えなくてはいけません。ですから、起きるのは朝5時半くらい。今も息子(今春から中学)に合わせて6時には起きていますから、起床時刻に関しては若い頃とあまり変わっていませんね」

■若いころは深酒もしたが今は湯上りの晩酌もなし

 もっとも、40歳を越えるあたりから、酒の飲み方には微妙な変化が起きてきたという。

「20代、30代の頃は相当に飲みましたし、東映時代は撮影が終われば仲間と飲みに夜の街に繰り出したものですが、もともと好きだから飲んでいたというわけではなかった。一緒に飲む人たちが面白がるのを見るのが好きだったのです。勝新さんのお座敷がまさにそうでしたが、勝新さんの酒はきれいな飲み方でした。根底には仲間を楽しませたいという心配りがありましたね。例えば、飲めない人がいると、トイレに立つようなフリをしながら、耳元で『あんまり無理をしないように』と気遣ってみたり、お姉さんのいる店でも勝新さんの口から猥談の類いを聞いたことはない。もし別の客が下品な話を始めても、話に加わるふりをしながら『そうそう。それで……』と、それと気づかせずに別の話題に持っていく。ですから、勝新さんはホステスさんには特に絶大な人気がありました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 2

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 5

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  1. 6

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  2. 7

    「ばけばけ」で注目の阿佐ヶ谷姉妹の“姉”渡辺は公立女子校の超名門「宇都宮女子」出身

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  5. 10

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層