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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

無気力にも見えるタモリの自然体の源は独自の“才能観”

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 だからこそ、タモリは一見「無気力」にも見えるほど自然体でいられるのだろう。タモリはかつて「日本史上、最後の居候。あれ以降、俺の後に居候はいないね」(メディアファクトリー「これでいいのだ。―赤塚不二夫対談集」00年1月14日発売)と語っていたが、それをはるかに超える期間、吉田は堂々と居候を続けている。彼の才能と無気力なたたずまいに、シンパシーを感じているに違いない。

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