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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

無気力にも見えるタモリの自然体の源は独自の“才能観”

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「俺も居候のプロだと思ってたけど、とんでもないのがいた」(タモリテレビ朝日「タモリ倶楽部」4月12日放送)

 かつて「タモリ倶楽部」で「どんなアルバイトをしても長続きしない」と特集されたほどの「無気力男」なロックバンド「トリプルファイヤー」のボーカル、吉田靖直(32)。その吉田が格闘技ジムに通い続けているということで、この日の番組では新日本プロレスを相手に“道場破り”をすることに。

 ところが、「念願のデビュー戦」の意気込みを聞かれても、吉田は「念願の……っていうわけじゃないですけど」「飲みの勢いで言っただけ」と全くやる気がない。タモリ(73)はそんな吉田の言動をうれしそうにニヤニヤと眺めていた。

 ひとりの人物をフィーチャーした企画を短期間で複数回も放送するのは、この番組では珍しい。それだけタモリが彼を気に入っていることがスタッフにも伝わっているからだろう。そんな吉田は居候歴8年。現在も進行中だ。それを知ったタモリが漏らした言葉を今週は取り上げたい。

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