改革は吉と出るか…NHK朝ドラ「週5日」これだけの懸念材料

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 NHKの木田幸紀放送総局長は24日の定例会見で〈(「エール」からスタートする)超高精細映像の4Kは収録や編集作業に時間がかかる〉〈スタッフや出演者が疲れ切った状態ではなく、存分に力を出してもらう〉と週5日化になる理由を述べた。

 しかし、「なつぞら」では人気者の広瀬をはじめ歴代朝ドラヒロインが続々と登場するように、豪華俳優陣の出演が週5日化を“後押し”した要因でもあるようだ。

「週6回放送が維持できたのは昔の朝ドラはオーディションで見つけた無名俳優の起用が多かったからです。しかし、今は主演を筆頭に人気者の起用が少なくない。次回の『スカーレット』主演は戸田恵梨香さん、『エール』の主演は窪田さんと今後も売れっ子の起用が続きます。人気者は引く手あまたで拘束時間が限られてくる。今後も“大物”へのオファーを続けるために俳優の負担を減らす週5日化に舵を切ったのでしょう」(木村隆志氏)

 果たしてこの改革は、吉と出るか凶と出るか、見ものだ。

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