低迷「いだてん」V字回復の鍵は女性アスリートの感動秘話

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 NHK大河ドラマいだてん」第2部が6月30日からスタートした。第2部の主人公は、1964年の東京オリンピック誘致の立役者、田畑政治(阿部サダヲ)。7日放送の第26話では、1928(昭和3)年のアムステルダム五輪が描かれ、日本人女性初の五輪参加選手となった人見絹枝(菅原小春)が描かれた。

 人見は、「バケモノ」と中傷された大柄な女性だったが、プレッシャーに押しつぶされ、期待された100メートル走で惨敗。そこで未経験の800メートル走への出場を決意する。

「男は負けても帰れるでしょう。でも女は帰れません。負けたらやっぱり女はダメだ。男の真似して走っても役に立たないと笑われます」と号泣しながら監督に出場を懇願し、本番では激走の末、銀メダルを獲得する。菅原小春の熱演もあいまって、SNS上では「涙腺決壊」「これぞ本当の神回」などのコメントがあふれた。

 同時に、放送中から放送終了にかけて、「人見絹枝」は「Yahoo!リアルタイム検索ランキング」の1位に躍り出た。

 この回の平均視聴率は前回より0.7ポイント下げて7.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ=以下同)。第6話以降、大河史上最低となる第22話の6.7%を含む、21週連続1桁台の低空飛行が続いている。

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