樹木希林「命みじかし、恋せよ乙女」世界デビュー作公開

公開日: 更新日:

 芙蓉の花が咲き乱れる庭をのぞむ広縁に座り、人生を踏み外した男に語りかける姿といい、希林さんの演技はどこか幻想的。

 親日家で希林さんファンだったドイツ人のドーリス・デリエ監督は「現実と夢と想像を同等に並べてみることを日本で学びました」とコメントしている。

 04年に乳がんが見つかり、13年に全身がんを公表、その末期であった希林さんサイドからは「長い距離を歩いたり、物を運んだりする動きは痛みを感じるので難しい」と言われていたそうだ。ところが撮影では40度を超える厨房でのシーンなども顔色ひとつ変えずに希林さんは演じきった。「細かな演出などしなくても、役柄を理解し想像を超える演技を見せてくださった。言葉を介さずとも意思疎通できたのです」と監督は語っている。

♪命みじかし、恋せよ乙女~

 黒沢明監督「生きる」にも登場する大正歌謡「ゴンドラの唄」を希林さんが口ずさむラストシーンは余韻が耳元を去らない。

 16日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  2. 2

    元関取の豊山亮太さん 4年前に土俵去るも、老人ホームの介護士をしながら国家試験目指し猛勉強中

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  5. 5

    松本人志"めちゃめちゃ癌"の心配される健康管理と伸び悩む「DOWNTOWN+」の今後

  1. 6

    国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    永尾柚乃は夏休みも「ヒルナンデス!」レギュラー出演でフル稼働 今や事務所の大看板に

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?