著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

「丸亀製麺」のトリドールが過去最高益から一転、減益に見舞われた背景

公開日: 更新日:

「丸亀製麺」を運営するトリドールホールディングス(HD)が、2026年3月期の過去最高益から一転して減益に見舞われている。

 14日に発表した2026年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比31%減の30億3100万円となった。

「主力の丸亀製麺は増収だったものの、人件費や原材料費などのコスト増加を吸収しきれなかった」(市場関係者)ためだが、急激な収益低下の要因はそればかりではない。新たなライバル台頭の影もちらつく。

 丸亀製麺は、ここ数年、原材料費の値上げなど運営コストの増加に苦慮している。このため、2026年1月から主力の「釜揚げうどん(並)」を税込み370円から390円に値上げするなど、一部商品の価格改定に踏み切った。

 値上げの影響を抑えるため、2~3月にかけ各種キャンペーンを実施し、売り上げ維持に努めたが、4月以降、苦戦が続いている。とくに6月の既存店の客数は前年同期間比で9.9%も減少。売り上げは7.0%減少した。客数の伸び悩みは7月も続いており、客数は4.9%減少。売り上げは2.5%減少した。

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