(4)多汗症治療は大きく進化…保険適用の選択肢が増えた
多汗症で意を決して病院に行ったが、保険適用外の塩化アルミニウム外用剤しか処方されなかった──。そんな経験をお持ちの方もいるでしょう。
しかし、それは昔の話です。近年の多汗症治療は大きく進化し、治療の選択肢も増え、多くの患者さんの症状を改善できる時代になっています。 最初に検討するのが保険適用の治療になりますが、それすらも複数の選択肢があるのです。保険適用外も含めると、選択肢はさらに増えます。今回は、保険適用の治療について紹介したいと思います。
まずは、外用薬です。交感神経から放出されるアセチルコリンの伝達を阻害する塗り薬です。特に、手のひらやわきの下の多汗症に有効です。
次に、内服薬です。どの部位の多汗症にも使えますが、副作用が出る場合があり、限定的に使うことが一般的です。
さらに、ボツリヌス療法という治療があります。
神経毒の一種、ボツリヌス菌を無害化した薬剤を、発汗量の多い部位に注射します。わきの下の多汗症のみ保険適用されます。


















