大関復帰の安青錦、ケガ完治せずも休まぬワケ 「横綱」年内昇進までノンストップで駆け上がる?
休まず、どこまで走り続けるのか。
8月31日に発表された9月場所(13日初日)の新番付。先場所で自身3度目の優勝を果たした安青錦(22)は、再び大関としてその名が載った。
前回の大関時代はカド番の5月場所を左足の故障で全休し、関脇に転落。7月場所は「陥落直後の場所で2ケタ勝利以上なら元の地位に復帰」という大関特例をクリアしただけでなく、賜杯まで手にした。
とはいえ、今場所もケガの不安は払拭されていない。7月場所中は左足親指に加え、負傷箇所をかばっていたこともあり、右足首も負傷。その状態で土俵に上がり続け、千秋楽は優勝決定戦を含め3番も相撲を取った。その上、直後の夏巡業は初日から参加。土俵に上がらず、治療と稽古に専念していたものの、休まず全日程を完走した。
安青錦はケガの状態について「少しずつ良くなっている」と話しており、完治したわけではなさそうだ。
ある親方が「夏巡業は休むものと思っていたが……」と、こう続ける。
「足の状態の悪さは誰もが知っていましたからね。休場しても誰も文句を言わなかったはず。我々の間でも『ホントに出るの?』と驚く声が少なくなかった。手術をすれば、稽古に支障が出る上に、夏巡業はおろか、9月場所に出られるかどうかもわからなくなる。場合によっては、せっかく大関復帰を果たしたのに、また陥落となりかねない。もしかすると休んでも番付が下がらない地位、つまり横綱までノンストップで走るつもりかもしれない」
横綱昇進の条件は大関で2場所連続Vか、それに準ずる成績。9、11月場所を制すれば、年内昇進は可能ではある。
一方、7月場所後に右膝を手術した横綱豊昇龍は1日、9月場所の出場可否は「ギリギリまでわからない」としながら、「僕は出たい」と話した。
「出場したい気持ちは理解できるが、手術の影響で夏巡業を全休し、稽古不足は明らか。横綱である以上、中途半端な状態で出場するのがいいとは思えないが……」
とは前出の親方だ。


















