早くも興収40億円突破で沸く「天気の子」に聖地巡礼ブーム

公開日: 更新日:

 新海誠監督の最新作「天気の子」は、公開11日で既に40億円を突破、2週連続で映画動員数1位と快進撃を続けている。

 そんな中、話題なのが「聖地巡礼」だ。新海作品はリアルな風景をアニメーションに描いているのが特徴で、新宿のJR東京総合病院から始まり、代々木の廃虚ビル、新宿・歌舞伎町、池袋など山手線での聖地巡りが人気。とりわけ注目スポットなのが、物語のキーワードになる“神社”が屋上にあるという設定の「代々木会館ビル」だ。

 代々木の九龍城ともいわれる同ビルの後ろにドコモの近代的なビルがそびえ立つ様子は作品中でも特徴的で、見物客が連日スマホ片手に訪れている。「夏休みなので山梨から来た」(18歳学生)。「浪人時代に代ゼミに通っていたので建物がすぐにわかりました。建物がなくなる前に目に焼き付けておきたくて」(40歳会社員)という男性も。

 実はこの建物、ドラマ「傷だらけの天使」では3月に逝去した萩原健一さん(享年68)演じる修がペントハウスに住んでいたこともある“名所”。そんな不思議な建物だが、1日から取り壊し作業を開始。聖地を巡るなら今しかない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」