著者のコラム一覧
星野陽平ジャーナリスト

1976年、東京都生まれ。早稲田大学卒。編著に「実録! 株式市場のカラクリ」(イースト・プレス)、著書に「芸能人はなぜ干されるのか? 芸能界独占禁止法違反」「芸能人に投資は必要か? アイドル奴隷契約の実態」(ともに鹿砦社)がある。2017年には公取委で「独占禁止法をめぐる芸能界の諸問題」の講演を行った。

セイン・カミュは事務所独立問題がこじれ芸能界から消えた

公開日: 更新日:

 今やすっかり影が薄くなってしまったタレントのセイン・カミュ(48)だが、2000年代半ばには10本以上のレギュラー番組を持つ代表的な外国人タレントだった。だが、04年、事務所独立問題がこじれ、芸能界から忽然と姿を消した。

 なぜセインは干されたのか。セインと所属事務所R&Aプロモーションとの間で争われた裁判の記録から読み解く。

 05年3月16日付の原告R&Aの訴状によれば、セインとR&Aは02年7月に10年間の専属契約を締結。ところが、両者の関係が悪化し、セインは友人がつくった事務所に移籍。これによって損害を受けたとしてR&Aは約9887万円の賠償を求めた。

 一方、セインはR&Aとの専属契約の解除は適法だと主張。さらに、R&Aがセインの営業活動を妨害したなどとして9430万円の損害賠償を求め、反訴した。

 セインによれば、R&AのI社長とセインとの関係が悪化したのは、02年末の口論がきっかけだった。04年ごろにはI社長から「辞めたければ辞めていいよ。その代わり、徹底的に潰してやる」と言われた。

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