著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

後輩に贈る「一人扶持は食えなくても二人扶持は食える」

公開日: 更新日:

 ここ最近芸能界は結婚ラッシュでしたね。モテないキャラの方が結婚すると、特にお笑いの方なんかはそのあとの商売がやりづらくなるんじゃないの? アイドルはファンが離れるんじゃないの? なんて世間の皆さまはおせっかいをやきますよね。そこで落語家の結婚はどうなのか書きましょう。

 20代、30代に大体結婚しますが、噺家のランクでいえばまだまだ下っ端の若手です。奥さんの稼ぎに寄りかかる結婚も少なくありません。楽屋でそんな不安を口にする新婚若手落語家に対して先輩落語家たちが口にする言葉は「一人扶持は食えなくても二人扶持は食える」です。どういうことかというと2人で住んだほうが家賃や食費は減るんだから大丈夫ということです。そして夫婦ですからそのうち子供が出来たりするわけですよ。またまたその不安を口にする若手落語家に対して先輩は「子供は自分の食い扶持を持ってくる」と言います。子供ができると自然と仕事や収入が増えるよって。能天気に聞こえる言葉ですが、職場のそして人生の先輩が言う言葉ですから重みがあります。実際私も47歳になった現在、後輩たちに同じことを言っております。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃