著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

落語と通じる部分も…令和のプロレスはかなり進化してます

公開日: 更新日:

 いよいよ独演会まで1カ月切ったのでそろそろネタを覚え始めないとなぁなんて思ってる三遊亭鬼丸です。

 さて今回はプロレスについて書きたいと思います。私のラジオ番組のゲストに大会の宣伝でよく新日本プロレスの選手が来るので、ブランクがありましたが7~8年前からまた見るようになったんですよね。そして芸人にはプロレス好きが結構います。やっぱり芸事をやる人って他の芸事にも興味を持ちますし、プロレスってスポーツなんですけどただ勝てばいいのではなく、お客さんを楽しませなければ評価されない不思議なスポーツです。

 あとレスラーもただ強ければいいのではなく、魅力的な個性、キャラクターが求められます。これって落語の世界にもスゴい通じる部分があって、落語という芸を追求しながらも、それぞれの芸人が自分はどのタイプなのか、うまさなのか面白さなのか、派手なのか地味なのかいろいろ模索します。レスラーもきっと自分の理想があって入団しても、徐々に自分の売りを探してキャラ作りして必殺技考えてコスチュームなんかも変えていき自分を商品として確立していくんですよね。セルフプロデュースの能力が問われる仕事です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず