漫才師・横山ひろしさん「酒逸話」…師匠と家族と相方と

公開日: 更新日:

 それで僕が歌うたび、たかしは必ず泣くんです。故郷から出てきた頃の思い出がよぎるんでしょうね。それで「頑張ろうな、頑張ろうな」って言うんです。

 酔うと必ず、「あゝ上野駅」。酒にまつわる話でこれが一番思い出しますね。

 妻(春けいこ)は酒が弱いけど、若い頃は飲み会から酔って帰ると、転げ回るほど陽気になって僕や娘にしなだれかかってきた。明るい酒でしたね。僕と娘はうっとうしがってたんですけど。

 実は娘が強いんですよ。僕と妻も弱いのに僕と妻の親が酒飲みやから、隔世遺伝ですかね。おもろい娘で、小さいころから親子でテレビに出ていました。周りからは芸人になると思われていたけど、小学校高学年になった時、僕が「芸人になるか」と尋ねたら、「パパとママは偶然にも芸能界で名を上げたけど、全員が成功するわけではないから私はようやらん」と。しっかりしてましたね。

 大きくなってから3人で食事に出かけると、娘は飲んでますね。妻と去年、コンビを結成した時には夫婦漫才のネタを娘に見てもらい、アドバイスしてもらいました。今は千葉の方に嫁いでますけど、遊びにきたら一緒に飲みながら、娘に若い人のはやり言葉とか教えてもらってネタに生かしてますわ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」