ラッシャー板前さん 付き人時代にたけし愛飲の酒をペロッ

公開日: 更新日:

 高校を卒業後、板前を2年間やって、20歳でビートたけし師匠に弟子入りしました。師匠の付き人もしていたので、他の軍団では味わえなかった特別な経験をさせてもらうことができました。

 当時はまだ20歳ですから、お酒の本当のおいしさもそんなに分からなかった。自分で払って飲むお酒は、決まって安い酒でした。居酒屋さんに飲みに行っては瓶の中には何が入っているか分からないウイスキーを飲んだりして、翌日は悪酔いで頭が痛くなったり(笑い)。

■当時1本8万円

 そんな時代に師匠が飲んでいたのがバランタインの30年ものです。師匠にお酒を買ってくるように頼まれたこともありました。当時で8万円くらいしたかな。一度でいいから飲んでみたい……。

 付き人だから、身の回りのお世話をするのに、師匠の家にひとりで出入りすることもあるわけです。それで、しめしめ(!)と思いながら、バランタイン30年をペロッと。

 いや~、おいしかったですね。いつも飲んでいるものとは大違い。芳醇な香りがフワッと口の中に広がった! バレたらまずいので、もっと飲みたい気持ちをぐっと抑えましたよ。こうして、師匠のおかげでウイスキーだったりブランデーだったり、本当のお酒のおいしさを知ることができました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾