漫才師・横山ひろしさん「酒逸話」…師匠と家族と相方と

公開日: 更新日:

 師匠はビールに始まり、ウイスキーになって最後は日本酒。大勢呼んで毎晩でした。寂しがり屋でしたからね。僕も師匠のお酒のパターンがわかってからはお宅では師匠の酒を濃いめにつくって、はよ寝かそうとしてました(笑い)。

 大勢といる時はサービス精神旺盛で、店の人に「早く酒、持ってこんかい!」と、横山やすしを“演じる”んですけど、僕らと3人で飲む時は本名の木村雄二に戻り、穏やかな酒でしたよ。

 僕が6畳一間に住んでた若い頃は、芸人仲間が僕の部屋に入り浸ってました。僕がいなくても合鍵を渡してるんで、勝手に入ってね。僕が飲まないから、みんなも飲まずに、芸能界の話をして。

 大助・花子に、くにお・とおる。若いみんなで励まし合っていたから、漫才をずっとやってこられた。

 酒で思い出すのは相方のこと。

 2人ともあまり飲まないけど、たまに一緒に店で飲んだら、たかしは決まって「ひろし、『あゝ上野駅』を歌ってぇ」と言うんですよ。僕が歌うの好きだから。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」