コロナ一色で煽るワイドショー 死者数いわないご都合主義

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染者が一気に増えてワイドショーがコロナを煽りまくっている。重症者が最多になった、医療が逼迫している、Go Toをどうするか、時短要請……。だが、その姿は半年前のテレビを見ているようだと思っている人も多いのではないか。変わったのは白鴎大の岡田晴恵教授の出番が減り、首相が安倍氏から菅氏に代わったことくらい、とか……。

【写真】この記事の関連写真を見る(13枚)

 国の対策が後手後手なのは感染対策の目安にしているのが死者数だからだ。実は死者は60代以上の高齢者が圧倒的に多いのだが、厄介なことに煽りたいテレビには不都合な数字でもある。

 国立社会保障・人口問題研究所がHPに死亡者性・年齢階級構造を掲載している。それによると今月16日までの合計は1905人。死者の中には性別・年代が非公表の死者、「高齢者」としてくくられる死者が200人以上いるので、年代がはっきりしている1642人だけピックアップしてみる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」