“変則漫才”マヂカルラブリーはなぜM-1GPで優勝できたのか

公開日: 更新日:

 漫才日本一を決める「Mー1グランプリ2020」(ABCテレビ)の決勝戦が20日生放送され、史上最多の5081組のエントリーの中から、「マヂカルラブリー」が16代目王者の栄冠を手にした。

 野田クリスタル(34=写真左)と村上(36=同右)のコンビで、結成14年目。10組の芸人による決勝戦ファーストラウンドでは、おいでやすこがに続き2位。おいでやすこが、マヂカルラブリー、見取り図の上位3組による最終決戦では、7人の審査員が「一番面白かった芸人」1組を選んで投票する方式だが、それぞれ2票、3票、2票と票が割れ、僅差で優勝を手にした。

 ファーストラウンドは「フレンチのマナー」、最終決戦は「つり革」を題材にしたネタ。いずれも野田はほとんどしゃべることなく、シュールで極端な動きでボケ倒し、それを村上がツッコむというものだった。

 3年前の同大会の決勝戦でマヂカルラブリーは、審査員の上沼恵美子(65)に「好みじゃない」「よう決勝残ったな」などと酷評され物議を醸したが、見事にリベンジを果たした格好だ。今回は上沼も「面白いよなあ、バカバカしさを突き抜けるのは芸術や」「3年前ごめんね」と太鼓判を押した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした