ライバル国が見た侍Jの敗因…戦術面&チーム作りで劣り、「データ分析に基づかない継投」とバッサリ
史上最悪となる準々決勝で敗退した侍ジャパン。かつて米ジャイアンツ、メッツでプレーした新庄剛志(現日本ハム監督)の専属通訳だった小島克典氏が現地でアメリカ、イタリアなどのライバル国を取材。「他国から見た侍ジャパンの敗因」が浮かび上がった。
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日本時間17日に行われた準決勝のイタリア対ベネズエラ戦。イタリアは接戦を落として敗退したものの、1次ラウンドは米国、メキシコなどを蹴散らし4連勝で首位通過。同国史上初のベスト4入りと躍進した。
その秘密の一端を明かしたのが、イタリアのデイブ・リゲッティ・ブルペン担当投手コーチ。小島氏がジャイアンツ在籍時の投手コーチで、現役時代はヤンキースでノーヒットノーランを達成、抑えとして通算252セーブをマークしたかつての名投手は、2023年大会で米国代表の投手コーチも務めた。
「デイブコーチは開口一番、『日本チームの映像は何度もチェックしたよ』と言っていた。準決勝は日本と戦うことを想定していたのかもしれません。ベネズエラ戦に関しては、『We have an attcking plan to neutraize them』(相手打線を無力化する攻撃的な投球パターンがある)とキッパリと言い切った。一発勝負の緊迫した試合では、投手が<コース>と<高低>の両方を追い求めると、投げミスをする確率が高くなる、と言うのです。二兎追うものは一兎も得ずで、例えばコースは多少甘くなっても低めを徹底して攻める。ベネズエラ戦での捕手の構えはアバウトに見えた一方、投手の意思、意図を感じるボールが多かったと思います。高めのつり球、内外角への投げ分け……。結果的に敗れはしたものの、投手陣はコーチが示した方針を徹底していました」
一方の侍ジャパンは、同じベネズエラ戦で隅田、伊藤が被弾するなど、失投が明暗を分けた。
「隅田が右打者のガルシアに2ランを浴びた場面、捕手の若月は内角低めの厳しいゾーンに直球を要求したものの、真ん中高めに浮く失投となった。デイブコーチはこの場面が頭にあったのでしょう」
日本を下したベネズエラのロペス監督は「日本戦に向けて1時間半ミーティングを行った」とした上で、井端監督の采配に関して、「日本のリリーフ投手が登板し始め、監督がブルペンをどう使うのかを見ていた」と、こう続けた。


















