「音と光の世紀」原真著

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「音と光の世紀」原真著

 1920年、米国でラジオ局が開設され、定時放送が始まる。受信機は急速に広まり31年には世帯普及率が51%を超えたという。日本でも新聞社や電機メーカーが放送事業への進出をもくろみ逓信省に開局の許可を求めた。そんな中、1923年に関東大震災が発生。その教訓を受け逓信省も放送の制度化を急ぎ、25年3月22日に日本でもラジオ放送が始まる。当時はラジオを所有するには逓信省の許可を得る必要があり、開局時に正規の手続きを経て受信機を設置していたのは約3500人。だが、許可を得ないまま自作の受信機などで聞いていた人は数万人に及ぶという。

 戦争や戦後の民主化、高度経済成長期へと激動の日本社会にラジオと後発のテレビが果たしてきた役割をさまざまな視点から伝える日本放送史。 (集英社 1089円)


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