ラリー遠田
著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで」(光文社新書)などがある。

吉住は恋する女性の日常を切り取って「THE W」で見事優勝

公開日: 更新日:

 2017年に始まった「女芸人№1決定戦THE W」は、女性芸人限定のお笑いコンテストとして注目を集めてきた。初めの2大会ではゆりやんレトリィバァ阿佐ヶ谷姉妹というすでに名の知られた芸人が優勝していたが、2019年にはほぼ無名だった3時のヒロインが女王の座に輝いた。

 3時のヒロインはこの優勝をきっかけに一気に仕事を増やしていき、2020年はテレビで見ない日はないほどの人気ぶりとなった。彼女たちの活躍によって「『THE W』で勝てば売れる」ということが証明され、女性芸人たちはさらに奮起してこの大会に挑むようになった。

 その結果、2020年大会は史上最高レベルの大激戦となった。優勝経験者のゆりやんレトリィバァ、準優勝の過去を持つはなしょー、若手の注目株であるぼる塾など、数多くの優勝候補がひしめく中で、優勝を果たしたのはピン芸人の吉住(31)だった。

 彼女は、決勝で2本の1人コントを披露して、両方で高評価を得た。いずれも女性の恋愛を題材にしたものだった。

 1本目のコントでは、野球の「女審判」を演じた。彼女は自分が女性なのに審判をしていることにコンプレックスを感じていた。交際中の男性との会話を通して、そんな彼女の恋愛模様が描かれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず