立川談志が「柳朝んとこに入った弟子はどいつだ?」と…

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 左談次とは談志一門が落語協会を脱会した後も、2018年にがんで亡くなるまで、二人会を開くなど付き合いが続いた。

「二人会をやると、いつもあたしがトリで、左談次はトリを取りたがらない。長い噺をやりたくないって、いつも短いネタばかり。それがいかにも左談次らしくてねえ」

 一朝は旧友を偲んだ。

 1973年9月、朝太郎は二つ目に昇進する。

「うちの師匠と大師匠の正蔵(後の彦六)宅へ挨拶に出向いた時、柳朝があたしの芸名を『小柳にする』と言ったら、大師匠が、『下に柳が付くのは、どうもいけない』と反対しまして」

 確かに、柳朝、柳橋、柳昇、柳好など、売れた人の芸名は柳が上に付いてる。

「それで、『一朝をやろうか』と言い出したんです」

(聞き手・吉川潮

▽春風亭一朝(しゅんぷうてい・いっちょう) 本名・浮ケ谷克美(うきがや・かつみ)。1950年、東京・足立区生まれ。68年、5代目春風亭柳朝に入門。73年、二つ目昇進、「一朝」と改名。82年、真打ち昇進。84年、国立演芸場花形演芸新人大賞受賞。86年、「若手花形落語会」で文化庁芸術祭優秀賞受賞。2013年、第30回浅草芸能大賞奨励賞受賞。20年、第70回芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)受賞。落語協会所属。2月2日18時半から人形町の社会教育会館で独演会。2月14日、お江戸日本橋亭で「春風亭一朝を聴く会」開催。

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