弟子の一之輔は本当に寄席が好き。寄席を休みたくないと…

公開日: 更新日:

 年頭の「大いに語る」にご登場いただくのは、春風亭一朝師匠である。耳に心地よい江戸言葉を駆使して、古典落語を本寸法で歯切れ良く演じるベテランだ。昨年この欄で、弟子の一之輔が語る師匠像が魅力的だったので、一朝の談話も聞きたいという読者の要望に応えた。まずは、コロナ禍の影響を受けている芸界の近況から。

「昨年は寄席の休業や落語会の中止で、仕事数は例年の半分でしたね。今年に入ると緊急事態宣言が出て、夜席は8時終演ですし、今月と来月開催予定の落語会が何本か中止、または延期になってます」

 そんな中、昨年はいいこともあった。芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したのである。

「受賞の理由が、『淀五郎』の口演において、とありました。大師匠、林家彦六の十八番で、あたしと縁の深い歌舞伎の噺で受賞できたのがうれしいですね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」