著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

寝つけず動けない…「休日ブランチ」が月曜の朝を乱す

公開日: 更新日:

 平日の寝不足分を休日にまとめて寝る──そんな生活を送っている方は多いでしょう。土曜の昼前にようやく起きて、ブランチを楽しむ時間は格別です。ところが、その心地よさには、見えにくい代償がついてきます。日曜の夜になっても寝つけない、月曜の朝、目覚ましが鳴ってもなかなか体が動かない──いわゆる「ブルーマンデー」です。その正体は、体内時計のずれによる「時差ぼけ」である可能性が高いのです。

 この現象に、ドイツの時間生物学者ヴィットマンとレネバーグらは2006年、「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」という名前を与えました。仕事や学校に合わせるために起きる時刻と、本人の体内時計が「そろそろ起きたい」と感じる時刻──その間のずれが、ソーシャル・ジェットラグ。簡単にいえば、平日と休日で体内時計の時刻がずれてしまう状態のことです。

 例えば、休日だけ寝る時間や起きる時間が遅くなると、体内時計は週末のたびに後ろへずれます。それは毎週末、時差のある国を往復しているようなもの。現代人の多くが、この小さな時差ぼけを抱えて生活しているとされているのです。

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