著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

SMAP独立騒動舞台裏…メリー氏は文春誌上で独自理論を展開

公開日: 更新日:

ジャニーズのルーツ編(14)

 元フォーリーブスの青山孝史さんが2009年死去(享年57)。3年後には北公次さんが63歳で亡くなった。期せずして2人とも肝臓がんだった。

 葬儀には芸能人からファンまで多くの人が参列した。ジャニーズの後輩、郷ひろみ川崎麻世の姿もあったが、ジャニー喜多川メリー喜多川氏の姿はなかった。芸能関係者が呟いていた。

「2人とも辞めた後、事務所とトラブルや揉め事もあった。メリーさんは退所してからの2人にいい印象は持っていないのでしょうが、葬儀は別だと思う。ジャニーズ創成期を支えてくれたメンバー。もともと、冠婚葬祭の付き合いをしない人ですから参列はともかく、事務所の名前で花輪ぐらい出してもよかったのでは」

 メリー氏の真意はわからないが、「去る者(退所者)は追わず」といわれる人生哲学なのかもしれない。

 ジャニー氏は担当記者との懇談会などでの冗舌ぶりが伝えられているが、メリー氏の言葉を目にすることは極めて少ない。

 貴重なメリー氏の言葉を目にしたのは16年に起きたSMAPの解散・独立騒動だった。メンバーたちは大手事務所社長に独立の相談をしていたが、話し合いはご破算に終わり、いったんは独立を撤回。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束