紺綬褒章受章の中居、あゆがひっそり寄付 前澤氏とは別物

公開日: 更新日:

 9日発表された紺綬褒章の芸能人受章者が話題になっている。紺綬褒章は500万円以上寄付した人を顕彰する制度で、1500万円以上寄付すると勲章のほか賞杯を授与。中居正広(48)や香取慎吾(44)らが受章した。中居は東日本大震災など新しい地図が設立したプロジェクトにも寄付しつつ、個人で3000万円ほど寄付しているという。他の受章者には浜崎あゆみ(42)、高橋一生(40)、AAAの西島隆弘(34)のほか仲間由紀恵(41)の名前もあるが、ほとんどがSNS等で自身の寄付について言及しておらず、官報に掲載されてジワジワと貢献が明らかになっているのだ。

 発売中の「女性セブン」によると、仲間は地元沖縄の首里城再建資金を寄付したという。浜崎と西島は昨年4月、緊急事態宣言早々、医療従事者に向けて、国立国際医療研究センターに各1000万円を寄付。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「今回の受章は、寄付行為だけでなく、若年層に広く寄付する文化を浸透させたという面で貢献度が高いのでは。SNS等でやたらと主張せずに実行している真摯な姿も好感度が高い。官報に名前が載るからには、継続的に支援する気持ちもあるでしょうし、社会全体の価値観を変えるきっかけになるはず」

ユーチューバーの“現金配り”とは別モノ

 一方、ネット界でもユーチューバーやインフルエンサーが「コロナ支援」と称した“現金プレゼント”を連発しているが。

前澤友作さんがツイッターを通じて現金を配ったのをきっかけに増えていますが、寄付とは別モノです。現金プレゼントで告知が拡散し、フォロワーが増える。出資した金額を大幅に上回る収益を得られる、即効性のある広告手段になっています」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)

「今回の受章はネット界の拝金主義に一石を投じることにもなるはず。ハリウッドのように寄付する文化が定着すれは、日本の芸能界もステージが上がるでしょう」(前出の川内氏)

 中居たちの寄付行為は芸能界の地位向上にも貢献しているようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方