故ジャンボ尾崎氏から原英莉花へ「声なき遺言」 下部から這い上がり今季米ツアーデビューへ

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 昨年12月23日、「ジャンボ」こと尾崎将司さんがこの世を去って2週間が過ぎた。長く指導を受けていた愛弟子たちは、今も心の整理がつかないまま、各々開幕に向けてトレーングを開始するが、ジャンボが生きていれば、最も気にかけたのは原英莉花(26)ではないか。

 米女子ツアーで戦う笹生優花(24)は最高峰メジャーの全米女子オープンに2度勝ち、西郷真央(24)も昨季、メジャーのシェブロン選手権で初優勝を挙げた。国内では、佐久間朱莉(23)が4勝で年間女王に輝き、ツアーの主役に成長した。

 同門の後輩たちがスポットライトを浴びた昨年、ひっそりと米国の下部ツアーで戦っていたのが原だ。8月の優勝などでポイントを稼ぎ、ランク5位でレギュラーツアーへ昇格。今季は笹生や西郷と同じ舞台に立つ。

 ツアー関係者が言う。

「笹生は男子並みのパワーで小技が上手い。西郷と佐久間は、ジャンボの言葉を借りればゴルフ脳が高い。16歳からジャンボの指導を受ける原は長身(173センチ)でモデル体型。ボールは飛ぶし、人気も抜群。でも、ショット力もゴルフ脳も他の3人には劣る。2年前の米ツアー2次予選会ではスコア誤記で失格。その翌年は最終予選会でカットラインに1打届かず、注目度が低い米下部ツアーに回ってジャンボを驚かせた。『出来の悪い子ほどかわいい』というが、ジャンボにとって原はそんな弟子だった。ただし、女子オープンに2度勝っている点は高く評価していた。自身も、ナショナルオープンに対する思い入れは人一倍強かったですから」

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