「息をつめて」桂望実著

公開日: 更新日:

「息をつめて」桂望実著

 麻里が働くパチンコの景品交換所で問題が起き、警察沙汰となる。翌日、麻里はマンションを引き払い別の町に移る。新たに連れ込み宿の清掃員として働き始めるが、数カ月後に客室で利用者が遺体で見つかり、麻里は再び引っ越しを余儀なくされる。別の町で、総菜屋で働く麻里が、ある日、帰宅すると顔見知りの刑事が待っていた。刑事は、麻里が自殺した夫の死に関与しているのではないかと疑っているのだ。さらにマスコミまで押し寄せ、すぐに引っ越しをしなくてはならないのだが、総菜屋の女性店主やその息子の優しさに触れ、思い切れない。そんな中、麻里は弁護士から服役中の息子・岳の出所が近いことを知らされる。

 人殺しの息子を持ち、世間の目を避けて生きる母親の葛藤を描く問題作。 (光文社 880円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「超ド級国民的アイドル」の熱愛はSnow Manの宮舘涼太!「めめじゃなかった…」ファンの悲喜こもごも

  2. 2

    “言い訳番長”高市首相の呆れた支離滅裂ぶり 1000万円カタログギフト配布で「政党支部の認識」を都合よく使い分け

  3. 3

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  4. 4

    【ザ・ベストテン】に沢田研二が出られなかった日は桑田佳祐が出てきた日

  5. 5

    「ウルトラセブン」アマギ隊員古谷敏さんは82歳「人生、今が一番、充実していますね」

  1. 6

    【ヤクルト】故障ラッシュで離脱13名、池山監督も球団も「若手を育てるしかない」と覚悟を決めた

  2. 7

    高市外交は「二重苦」の真っただ中…チャイナリスクとトランプ関税問題で削がれる日本の国益

  3. 8

    フィギュアりくりゅうペアらに新たな試練 ロシア製“鉄の女”が目論む2030年仏アルプス五輪の大逆襲

  4. 9

    大谷翔平が名古屋に上陸! 愛知県警大動員の“超厳戒態勢”でWBC狂騒曲が始まった

  5. 10

    MEGUMIは令和ロマンくるまと熱愛発覚&ネトフリ独占の快挙なのに…独身を嘆く元夫・降谷建志のダメ男ぶり