おせちの平均価格は2万9000円に 「3万円の壁」前後で進む二極化
今年のおせちの価格はいかほどだっただろうか。帝国データバンクによると、量販店や著名な日本料理店など110社が販売する3、4人前商品の平均価格は、2万5297円だった22年から24年には2万7000円を突破し、26年正月は2万9098円となった。原材料価格の高騰も顕著だ。昨年9月時点で、イクラの価格は前年比27%増、数の子は12%増えるなど、コスト(費用)の上昇が続いている。配送費用の上昇も影響しているが、価格が上がっても需要は堅調なようだ。
「共働き世帯も増える中、手作りのおせちは非常に労力がかかるため、販売品を求める層が増えています。正月を『セレモニー』として捉える家庭も多く、需要そのものは根強い。近年では見た目の豪華さを求めるニーズ(需要)も増えました」(帝国データバンク情報統括部・飯島大介氏)
重詰おせちの市場規模はコロナ禍で拡大し、23年以降は800億円台を横ばいで推移した(富士経済)。クックパッドの調査によれば、おせちをすべて手作りする人は全体の8.6%に過ぎず、全て購入する層は16%を占める。一部購入する「市販・手作り併用層」が34%と最多だ。
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