「納得の構造」渡邉雅子著

公開日: 更新日:

「納得の構造」渡邉雅子著

 話を聞き、心底「納得した」と感じたときの、あの確かな感覚はどこからくるのか。理解や能力のあり方は多様性に富んでいるが、日本とアメリカでは、重要とされる能力に典型的な違いがある。

 その違いは、小学校で顕著に観察できるという。両国とも初等教育の段階で正しい理解やコミュニケーションのスタイルを身につける「社会化」の訓練をしているからだ。学校は知識や技術を教えるだけでなく、収集した情報をいかに整理し再構成しながら理解するか、いかに納得できる説明をするか、感情表現をどのように位置づけるかを、教師と児童の交渉を通じて繰り返し確認し定着させる場でもあるのだ。

 本書は、日米の小学校を調査し、「納得」を可能にする構造と過程を解き明かしたテキスト。 (岩波書店 1672円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ